古街道研究家 みやた たろうが、実施した主な最近のイベント(講座・講演、探索ウォーク)をご紹介します。



2019年4月2日に町田市民フォーラム3階ホールにて 講演会&歴史対談イベントを開催

■二つの地域(❶東京都 ❷宮城県)での講演イベントで、「各地の歴史ある古街道や古道が地域創生と交流の場づくりに大いに役立つ」ということを中心にお話しました。

❶テーマ: 『つなごう・歩こう!大展望の尾根道と歴史ロマン古街道』
~多摩丘陵の古街道の実際と活用の未来を考える~
2019年4月2日(火)開催 
於:町田市民フォーラム・ホール
【主催】鎌倉古道・歴史遺産の会
 
【概要】関東において歴史古街道群が特に集中していたことが判明して来た奇跡の丘こそが東京都と神奈川県に跨る「多摩丘陵」。その西部地域には、全長24kmの長さで東西に長く伸びる大展望の尾根があり、歴史と自然の遊歩道「多摩よこやまの道」(歴史監修:宮田太郎)もそこにある。
 そこを乗り越える主要な約12本の古街道跡(古代の飛鳥・奈良時代の防人の道「古代東海道」、また府中から東北地方へと続く「奥州古街道」や「奥州大道」、鎌倉幕府の軍事と物資輸送の道「鎌倉街道」、重要な中世の関所城や城砦群、戦国時代に武田信玄の2万の軍隊が越えた「御殿峠古道」、江戸時代初期、徳川家康の御霊を乗せた霊柩を駿河国の久能山から日光東照宮に移送した千人行列の道、大山道、幕末の新選組の剣術出稽古の道、近代産業を支えた「絹の道」などがある。
 
 まずは歩いてこの古街道群の存在を知り、近隣市の市民同士がかつての「道が生み出す縁の力」を持って繋ぎ合いながら、未来につなぐ取り組みを、共に始めましょうという趣旨で開催。

❷イベント名: 「探ろう!歩こう!陸奥国の玄関・柴田町の古街道」
2019年2月23日(土)開催  
於:宮城県柴田町槻木学習センター    
【主催】しばたの未来㈱ 
 
【概要】NHK大河ドラマ『樅の木は残った』で登場した船岡山で知られる宮城県柴田町は、古代~中世に東日本を縦貫していた「奥州古街道」や「東山道」の重要な中継拠点だった。
 そのエリアには「出羽路」と「陸奥路」を分岐する重要な古街道の辻もあり、またそれらの間にある丘には未解明の古墳群200基近くも眠り、また様々な伝説に彩られている。
 ――それらを活かすために、近年始めようとしている英国からやってきたフットパス(地域の小径を歩きながら、地域の人や文化・大自然と交流する訪問者と地域が交流する方法)での地域活性を、どのように実践し、また「道で創る地域観光」の為の歴史資源活用の方法などについて講演を致しました。
 

■2018年9月22日 『八王子伝承のたまてばこ2018』

古道が紡いだ八王子の物語』
(構成・解説・語り:宮田太郎)
 
八王子の縄文時代から絹の道まで壮大なる歴史ーー宮田太郎が大型画面を使い歴史ロマンの解説。音楽家や舞踏団のみなさんと普段意識することの少ない八王子の姿と先人たちが歩いてきた数々の『道』の物語をオリジナル創作舞台で織り上げました。
 
第1話:「縄文時代」山の民・海の民 縄文街道 大交流時代
第2話:「飛鳥・奈良・平安時代」国づくりと国道ネットワーク
第3話:「鎌倉時代」いざ鎌倉!もののふ(武士)の時代の道づくり
第4話:「戦国時代」群雄割拠!戦国の武士たち 城づくりのものがたり
第5話:「江戸時代」家康の新しいまちづくりににぎわう宿場通り
第6話:「明治~現代」生糸と織物 荷車から鉄道へ人とモノの新・創世記
 
主催:多摩伝統文化フェスティバル2018
 

■2018年8月26日 創作歴史ストーリーの舞台公演を開催しました。

2018年8月26日(日)開催  
会場:国分寺市リオンホール
 
『歴史のワンダーランド“武蔵国分寺”ドラマチックイベント歴史ストーリー2話&トークショー

――新説!恋ヶ窪と国分寺僧尼の“むかし道”ものがたり――

★第一話「琵琶湖のアサズマ湊からやって来た太夫と鎌倉武士(畠山重忠)」
★第二話「天の川だった?東山道武蔵路 国分寺僧尼のラブストーリー」

☆歴史ロマン・トークショー 国分寺市学芸員増井有真×みやたたろう
 企画・構成・脚本・演出=宮田太郎の2作品の舞台が、JR国分寺駅の上のリオンホールで上演されました。会場は満員御礼、国分寺市長様も初めから最後まで観覧され、「やはり歴史ストーリーが大切」と喜びのご挨拶も頂き、好評のうちに2時間の公演が終了しました。

★遠方からご来場の皆さま、最後までご観覧頂きありがとうございました。また、当日まで様々にお力添えを頂きました皆様、舞台監督の和田さん(マヒナスターズ和田弘さんの御子息で音楽家)、プロデュース全般の内村さん、主催者・スタッフの皆さま、若手の出演者の金澤洋之さんと菅沼萌恵さん(熱血天使)、魅惑的な二胡演奏の中川えりかさん、国分寺市の戦略室所職員で学芸員の増井さん、多摩らいふ倶楽部の清田さん、誠にありがとうございました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。そして、この作品をこれからも様々な場所で上演していけたら嬉しいです。
 
《第一話》は、琵琶湖の朝妻(アサズマ)湊(現存)からやって来た?太夫と、鎌倉時代の秩父族であった畠山重忠の恋の物語のロマンを宮田太郎が推理。――平家追討の後の西国管理で出張していた重忠は、関東武士が日頃、京の都へ向かう水上交通で使っていた琵琶湖の古い湊・朝妻湊にて、太夫と初めて出会う。秩父と鎌倉の間にある武蔵国の国分寺近くの池のほとりに移った二人には、やがて悲しい別れが…。悲恋の物語の真相、そして「恋ヶ窪」は本来「コクフガクボ(国府の水源地帯)」ではなかったか。アサズマ太夫亡き後に残された鉄仏の体内にはもう一帯の鉄仏が納められていた(府中市内の寺に現存)が、それは重忠の子を宿しながら亡くなったアサズマ太夫への重忠による供養の結果だったのか……。
 
《第2話》は、絶対に恋仲になってはいけない奈良時代の国分寺の僧と尼。幼馴染だった武蔵国の部民出身の二人はやがて国家公務員である国分寺の僧と尼になった。二人を分ける幅12Mの国家の道「東山道・武蔵路」を越えてはならない禁断の暮らしの中で、尼は病になりやせ衰えていく。その時発生した尼寺の火災の際に、遂に子供時代から大切にして来た二人の守り仏の観音像を抱いて尼は入ってはいけない「東山道」を乗り越えて僧の元へ行こうとするが…。
現代になって発掘調査で道の上から発見された「焼けた観音像(白鳳仏)」にまつわるロマンを宮田太郎が書き下ろした武蔵国分寺の歴史ロマン物語。