講演会:『つなごう・歩こう!大展望の尾根道と歴史ロマン古街道』

多摩丘陵の古街道の実際と活用の未来を考える
(鎌倉古道・歴史遺産の会)

町田市民フォーラム・ホール
【主催】鎌倉古道・歴史遺産の会
 
【概要】関東において歴史古街道群が特に集中していたことが判明して来た奇跡の丘こそが東京都と神奈川県に跨る「多摩丘陵」。その西部地域には、全長24kmの長さで東西に長く伸びる大展望の尾根があり、歴史と自然の遊歩道「多摩よこやまの道」(歴史監修:宮田太郎)もそこにある。


 そこを乗り越える主要な約12本の古街道跡(古代の飛鳥・奈良時代の防人の道「古代東海道」、また府中から東北地方へと続く「奥州古街道」や「奥州大道」、鎌倉幕府の軍事と物資輸送の道「鎌倉街道」、重要な中世の関所城や城砦群、戦国時代に武田信玄の2万の軍隊が越えた「御殿峠古道」、江戸時代初期、徳川家康の御霊を乗せた霊柩を駿河国の久能山から日光東照宮に移送した千人行列の道、大山道、幕末の新選組の剣術出稽古の道、近代産業を支えた「絹の道」などがある。
 
 まずは歩いてこの古街道群の存在を知り、近隣市の市民同士がかつての「道が生み出す縁の力」を持って繋ぎ合いながら、未来につなぐ取り組みを、共に始めましょうという趣旨で開催しました。