創作歴史ストーリーの舞台公演

歴史のワンダーランド“武蔵国分寺”ドラマチックイベント歴史ストーリー2話&トークショー
(主催:多摩らいふ)

 

2018年8月26日(日)開催  
会場:国分寺市リオンホール
 
『歴史のワンダーランド“武蔵国分寺”ドラマチックイベント歴史ストーリー2話&トークショー

 

――新説!恋ヶ窪と国分寺僧尼の“むかし道”ものがたり――

 

★第一話「琵琶湖のアサズマ湊からやって来た太夫と鎌倉武士(畠山重忠)」


★第二話「天の川だった?東山道武蔵路 国分寺僧尼のラブストーリー」

☆歴史ロマン・トークショー 国分寺市学芸員増井有真×みやたたろう


 企画・構成・脚本・演出=宮田太郎の2作品の舞台が、JR国分寺駅の上のリオンホールで上演されました。会場は満員御礼、国分寺市長様も初めから最後まで観覧され、「やはり歴史ストーリーが大切」と喜びのご挨拶も頂き、好評のうちに2時間の公演が終了しました。


★遠方からご来場の皆さま、最後までご観覧頂きありがとうございました。また、当日まで様々にお力添えを頂きました皆様、舞台監督の和田さん(マヒナスターズ和田弘さんの御子息で音楽家)、プロデュース全般の内村さん、主催者・スタッフの皆さま、若手の出演者の金澤洋之さんと菅沼萌恵さん(熱血天使)、魅惑的な二胡演奏の中川えりかさん、国分寺市の戦略室所職員で学芸員の増井さん、多摩らいふ倶楽部の清田さん、誠にありがとうございました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。そして、この作品をこれからも様々な場所で上演していけたら嬉しいです。
 
《第一話》は、琵琶湖の朝妻(アサズマ)湊(現存)からやって来た?太夫と、鎌倉時代の秩父族であった畠山重忠の恋の物語のロマンを宮田太郎が推理。――平家追討の後の西国管理で出張していた重忠は、関東武士が日頃、京の都へ向かう水上交通で使っていた琵琶湖の古い湊・朝妻湊にて、太夫と初めて出会う。秩父と鎌倉の間にある武蔵国の国分寺近くの池のほとりに移った二人には、やがて悲しい別れが…。悲恋の物語の真相、そして「恋ヶ窪」は本来「コクフガクボ(国府の水源地帯)」ではなかったか。アサズマ太夫亡き後に残された鉄仏の体内にはもう一帯の鉄仏が納められていた(府中市内の寺に現存)が、それは重忠の子を宿しながら亡くなったアサズマ太夫への重忠による供養の結果だったのか……。
 
《第2話》は、絶対に恋仲になってはいけない奈良時代の国分寺の僧と尼。幼馴染だった武蔵国の部民出身の二人はやがて国家公務員である国分寺の僧と尼になった。二人を分ける幅12Mの国家の道「東山道・武蔵路」を越えてはならない禁断の暮らしの中で、尼は病になりやせ衰えていく。その時発生した尼寺の火災の際に、遂に子供時代から大切にして来た二人の守り仏の観音像を抱いて尼は入ってはいけない「東山道」を乗り越えて僧の元へ行こうとするが…。
現代になって発掘調査で道の上から発見された「焼けた観音像(白鳳仏)」にまつわるロマンを宮田太郎が書き下ろした武蔵国分寺の歴史ロマン物語。